Road and Rail Communication System

道路・鉄道通信システムとは

導入について

ネットワーク設計、機器手配、構築、保守、運用支援を行っています

導入のおおまかな流れは

  1. お客様による事業計画から仕様書を作成します
  2. 技研電子にて、設計→見積→機器手配→構築 を行います
  3. 運用・保守 (お客様と技研電子にて)

ネットワーク設計

主に大手通信ベンダーの光ネットワーク装置を採用しこれらを使用したネットワークの設計を行います。
この光ネットワーク装置は通信の信頼性を高めるため、リングネットワークによる経路の切替、装置内では予備系への冗長切替など堅牢で高信頼部品を使用した機器から構築されておりネットワークの安定性を保てます。
回線構築の際は駅間の通信が1か所の故障で通信が切断されないようにするため、通信経路が2経路以上となるように設計を行います。
具体的には鉄道事業者の光ケーブルを使用した常用系回線、他通信事業者の光ケーブルを使用した予備系回線で冗長構成を設計をします。

仕様書の支援

お客様による事業計画の際に作成される仕様書についての支援を行います。
既存のネットワークからの必要なインターフェース数量を積算します。
必要な機能を定義します。

見積

設計で採用した機器の各箇所での必要数、構築のために必要な工数を算定し見積を作成します。

構築

ネットワーク構築のための設定、手順書の作成、現調員の手配、進捗管理を進め
現地構築業務を行います。

運用支援・保守

サービスを開始した機器の定期メンテナンス、障害発生時の復旧支援を行います。

道路・鉄道通信システムとは

1.道路通信システム

車社会については、日常生活に深く定着しており「車~車」と「車~道路」間の通信を用いて昨今急増する交通事故を安全運転支援により安心して利用できるシステムが不可欠です。
また地球温暖化に関するCO2削減については、自動車からの排出を削減するため交通需要の適正的運用が必要です。
必要な情報をリアルタイムに提供できることで移動における利便性を目指してゆくことも必要です。

キーワードとしては、
カー(バス)ナビゲーション、ETC、安全運転支援、道路管制(収集と通知)、運搬車/緊急車両運行管理、歩行者安全支援です。

このように電気自動車の発展と並ぶ形で新技術が提供され益々システムの導入が進んでいます。

2.鉄道通信システム

鉄道の通信システムは、より安全・正確・快適な鉄道運行を実現するために、様々な情報を収集・伝達する重要な役割を果たし、その使用目的により、列車の運行に欠かすことのできない情報を伝えるための通信システムと、お客さまサービス用の通信システムに大きく分けることができます。

情報が届かない、誤った情報を伝達すると重大な事故につながる可能性があるため、通信システムにはどこにいても、どんなときも、正確に情報を伝えることが必要になります。

有線での通信

鉄道通信システムは、主に有線通信によって公衆回線とは独立した通信網で構成されています。多くの鉄道事業者は独自の通信網を持ち、管理・運用することによって災害時でも迅速に情報を伝達できるようになっています。主な有線通信システムとして以下の装置があります。

  1. 指令電話(指令所、駅、変電所などの電話連絡用で自営網で構成)
  2. 沿線電話機(鉄道沿線に一定間隔で配置され作業員が使用する)
  3. 沿線情報通信(鉄道沿線に設置された気象観測装置からのデータを指令所に伝達する)

無線での通信

無線通信は、有線通信を補完したり、移動者/移動する機器との通信に利用されます。

  1. 列車無線(指令所と列車の乗務員との連絡に使われる)
  2. 構内無線(列車基地、駅内での連絡用)
  3. 防護無線(異常時に周囲の列車に警報を伝達)
  4. 非常発砲無線(異常時に周囲の送電を停止する)
  5. 監視映像(乗務員の駅ホーム上の利用者の確認用)
  6. ICカード改札システム

利用者情報サービス

お客さまへの情報サービスを提供する通信設備として主に駅構内で利用するものがあります。

  1. 駅構内の無線マイク(ホーム利用安全喚起用)
  2. 情報提供機器(列車運行表示版)
  3. 列車内インターネット接続サービス

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